全国の眼科では、日頃よりウイルス性結膜炎の感染に十分に注意しています。そのため新型コロナウイルス感染症に対しても、医師やスタッフがマスク装着や手指消毒の徹底、診察室の換気など、安全対策を十分に行っております。
むしろ、怖がってしまうあまりに受診を控えすぎて、診察を受けるタイミングが遅れたり、いつも使う目薬が途切れて、病気を悪化させることのないようにしましょう。
以下のような症状がある場合、早い対応(適切な時期の対応)を要する可能性があります。
お近くの眼科にご相談ください。
1. 急激な視力低下を感じて、数時間~半日たっても戻らない場合
2. 急激な視野異常(視野の一部が欠けるなど)を自覚する場合
3. 充血をともなう目の激痛を自覚する場合
4. 頭痛や吐き気をともなう目の痛みが続く場合
ただし、病院側が患者様に対してコロナウイルス感染症が強く疑われると判断した場合には、その医療機関から別の適切な医療機関に紹介される場合があります。
症状が変わらない場合やお薬が十分にある場合など、通院の間隔をのばせる場合もありますが、必ず病院に連絡して担当医の指示を仰いでください。
特に以下にあてはまる場合は、自己判断は禁物です。
1. 普段とは明らかに見え方が違っている場合(視力低下、視野異常など)
2. 緑内障があり、処方の点眼液が無くなりそう、あるいは無くなってしまった場合
3. いつもと違う目の痛みが続く場合、充血、痛みが次第に悪化する場合
4. 加齢黄斑変性や糖尿病網膜症のため、数か月ごとに定期的に硝子体注射を受けている場合
5. 手術後、まだ間もない場合
通院のために外出する際は、事前の体温測定、マスク装着、手洗いの励行など基本的な対策を行ってください。のどの痛みや風邪の症状がある場合は、必ず医療機関の受付でその旨をおっしゃってください。
日本眼科学会
新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について (国民の皆様へ)
2020 年4 月1 日 より抜粋。
日本眼科学会 http://www.nichigan.or.jp/news/068.jsp
不明なことがあれば、ご相談ください。
東北大学病院 眼科外来 022-717-7757