研究に関する告知

網膜中心動脈閉塞症に対する網膜神経保護薬カルパイン阻害剤の医師主導治験のお知らせ

本研究の目的

網膜中心動脈閉塞症に対する治療薬の開発

本研究の概要

網膜中心動脈閉塞症は、心筋梗塞や脳梗塞と同じように網膜に血液を送っている動脈が詰まって血流が途絶え、網膜にある神経細胞が障害されて視力が低下する病気です。このような網膜神経細胞の障害を抑制するカルパイン阻害薬の開発を、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)の支援を受け、 2019年12月から2021年11月までの期間、東北大学病院で医師主導治験として実施いたします。

網膜中心動脈閉塞症(CRAO)

発症後は急速に視力が低下し、重篤かつ不可逆的な視機能障害が残る虚血性網膜疾患 です。しかし、現在は科学的に認められた治療法は存在せず、発症から3時間を経過すると不可逆的な視機能障害が生じます。当科では、時間外や休・祝日に関わらず診察を受け付けておりますので、急激な視力低下を感じたら直ちに連絡するようにして下さい。

令和元年12月11日

研究責任者

東北大学医学部眼科学教室  教授  中澤 徹

実務担当者

東北大学医学部眼科学教室 助教  津田 聡
東北大学医学部眼科学教室     浅野 俊文
連絡先:
022-717-7294 (月曜~金曜 9:00~17:00)
022-717-7024(時間外、休・祝

関連リンク 
東北大学プレスリリース: 
世界初、カルパイン阻害薬による網膜中心動脈閉塞症 医師主導治験開始 
-網膜神経保護治療の確立へ-

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