研究内容

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神経保護グループ

1. 緑内障治療を目指した薬剤スクリーニング

マウスの網膜の初代培養し、様々な化合物や既存薬の中から、神経細胞に保護効果を示す物質をin vitroの系で探索します。効果が見られた物質をマウスへ投与し、in vivoで詳しい検証を行い、創薬へとつなげる研究をしています。

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2.イメージングによる緑内障の病態解明

疾患モデル動物を用いて、緑内障の眼内で起こっている現象を可視化する技術を用いて観察しています。また、非侵襲的なので、病態の進行や薬剤効果を長期間観察することも可能です。

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3. ヒト検体を用いた緑内障バイオマーカー探索

緑内障の患者さんの血液などの生体試料から、緑内障の発症や進行に関連する因子(バイオマーカー)の探索を行っています。

4. ゲノム解析による緑内障関連遺伝子の研究

次世代シークエンサーを利用して取得した個人の遺伝子ゲノム情報と緑内障の発症や進行、薬剤の反応性との相関性について調査し、データベースの作成を行っています。疾患の予防や診断精度の向上、治療効果の向上を目指した個別化医療の実現を目指します。

応用遺伝子学・網膜グループ

1. 遺伝子治療による視覚再建

当科では、遺伝子治療の開発に向けた基礎研究も行っています。一般的に遺伝子治療は、異常な遺伝子によって機能不全をおこしている細胞に、外から正常に働く遺伝子を導入することで治療する手法です。そこで我々は網膜色素変性症に対する遺伝子補充療法の開発に向けた研究を行っています。網膜色素変性症は視細胞の変性により進行性の視覚異常をきたす、難治の遺伝性網膜疾患です。そこで、正常に働く遺伝子を補充することで治療することを目指しています。また、遺伝子工学の世界では、細胞に遺伝子を導入することで、細胞自体の機能を変えることも一般に行われています。我々は、外部から遺伝子を導入することで、網膜の特定の細胞の機能を付与できないかと考えております。すなわち、失われた細胞と同様の機能を別の細胞に獲得させることで視覚の再建ができるのではと考えています。

2. 視覚脳科学

視覚再建のためには、視覚路のメカニズムを理解することが必要です。そこで我々は神経科学的アプローチにより解明することを目指しています。視細胞から脳に至る視覚の神経回路を、分子生物学、行動学、電気生理学的手法を用いて、視覚の発生・可塑性について解析しています。

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眼免疫・角膜グループ

1. マクロファージの血管・リンパ管新生への寄与について

炎症期における血管・リンパ管新生において、マクロファージが重要な役割を果たしていることは知られています。マクロファージには分泌するサイトカインの違いによりステータスが変化することは以前より報告されています。そこで我々はマクロファージの機能を解析し、どのようなステータスのマクロファージが血管・リンパ管新生・抑制に重要かを探索しています。

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2. マイクログリアとマクロファージの網膜疾患における役割

種々のマウス/ラット網脈絡膜・神経疾患モデルにおいて、神経系resident macrophageと考えられているミクログリアと骨髄由来のマクロファージの働きを探索しています。

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医療関係者の方へ